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2013.11.01

JavaScriptおすすめ書籍3冊(その1)

はじめに

こんにちは。開発本部の関根と申します。
早いもので入社してもう1年以上がたちました。
前回、前々回とPython関連の記事を書かせて頂きましたが、
今回は趣向を変えてJavaScriptに関するおすすめ書籍をご紹介させて頂きます。

パーフェクトJavaScript

パーフェクトJavaScript (PERFECT SERIES 4)
井上 誠一郎 土江 拓郎 浜辺 将太
技術評論社
売り上げランキング: 86,549

 

 

まず初めにパーフェクトJavaScriptです。

こちらは私の大好きな技術評論者のパーフェクトシリーズです。
JavaScript以外にもPHP,Python,Ruby,Javaなどの本もあり、どの書籍も素晴らしい内容です。

前半では基本的なJavaScriptの歴史、概要からはじまり、
型や変数、オブジェクト、関数、クロージャなど言語仕様を詳細に解説しています。
後半ではクライアントサイドプログラミングを中心にDOM、イベント、Ajax、HTML5などについての
実践的な内容を解説しており、リファレンスとしても有用な一冊です。

初心者向けの書籍ではないので、ある程度プログラミングの経験があり、
あらためてJavaScriptの言語仕様を理解したい方にはお勧めの一冊です。

JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス

JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス
Douglas Crockford
オライリージャパン
売り上げランキング: 22,123

 

 

次にJavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティスです。

こちらはJavaScriptの界隈では有名なDouglas Crockford氏が執筆、翻訳は水野貴明氏が担当しています。
出版されてからだいぶ時間は経ちましたが、今でも有益な内容が盛りだくさんです。

書籍としては約200ページとコンパクトながらJavaScriptの言語としての良い所、悪いところを
時にはユーモアを交えて解説しており、言語の本質的な部分を理解するのにはとても有益です。
こちらも初心者向けの本ではないので、ある程度JavaScriptに慣れてから読むと良い発見があると思います。

なおDouglas Crockford氏の「JavaScript: The Good Parts」についての動画も見ることが可能なので
書籍と並行して見ると理解が深まるかもしれません。


JavaScript: The Good Parts

JavaScriptパターン

JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法
Stoyan Stefanov
オライリージャパン
売り上げランキング: 75,028

 

 

最後にJavaScriptパターンです。

ソフトウェアエンジニアの場合、パターンと聞くとデザインパターンを連想してしまいますが、
こちらの書籍はもっと広い範囲の内容を扱っています。

JavaScriptで実装をする時に保守しやすいコードを書くにはどうしたら良いか、
オブジェクトの作成方法、リテラル、コンストラクタ、
関数等の実践的な使い方のパターンやテクニックなどを解説しています。

さらにはデザインパターン、DOMとブラウザのパターンなど広い範囲で役に立つ内容が満載です。
こちらも初心者向けの書籍ではありませんので、ある程度JavaScriptに慣れてから読む事をおすすめします。

まとめ

今回は3冊ほどおすすめのJavaScriptの書籍をご紹介させて頂きました。
プログラミングを学ぶには実践が一番重要かとは思いますが、書籍を通じてしか学べないことも多々あります。
特に言語仕様の詳細や、エキスパートの考え方、テクニックなどは書籍を通じて学ぶのが向いていると思います。

JavaScriptの書籍としては、他にも有名なサイ本EffctiveJavaScript など紹介したいものが
まだまだ多数ありますので、また次の機会に第2弾としてご紹介できればと思います。
もちろんPython関連の話題もどしどし投稿して行く予定です。お楽しみにして頂ければ幸いです!