nozawa

2023.08.05

Chrome拡張機能の作り方

今回は、少し前に作った Chrome拡張機能の作り方を簡単に解説します。

作ったきっかけは、会社でChrome拡張機能のメモ帳アプリを使用しているときに「そのアプリのセキュリティは大丈夫なの?」の一言を受け、自分でメモ帳アプリを作ることにしました。

MemoApp

※作ったアプリは chrome web store よりインストールできるため、使ってもらえると嬉しいです。

 

流れ

解説する流れは以下になります。

1. 必要なスキル

2. ローカルで確認する方法

3.  「chrome web store」で作ったアプリを公開する方法

 

1. 必要なスキル

必要なスキルは、「HTML/CSS/JavaScript」、そして「マニフェスト」ファイルの書き方 だけです。

実際のディレクトリ構造は以下になり、本当に必要なファイルは、「popup.html」と「manifest.json」「icon画像」だけです。

実にシンプルですね。

 

そして、ちょっと特殊な「マニフェスト」ファイルの実際に記載している内容は、以下となります。

直感的にわかるかと思いますね。詳細を知りたい方は公式の「Manifest file format」を参照してください。

注意点として、現時点で設定可能なバージョンは「”manifest_version”: 3」となります。

 

2. ローカルで確認する方法

以下の 3ステップだけでローカルで確認が可能です。

1. Chromeブラウザを起動し「chrome://extensions/」にアクセス

2. 右上にある「デベロッパーモード」のスイッチボタンをONにする

3. 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」が表示されるため、対象ディレクトリを選択して取り込む。

  • ローカルでファイルを修正した場合、「更新」ボタンを押すだけで反映されます。

chrome://extensions/

3. 「chrome web store」で作ったアプリを公開する方法

3-1. デベロッパーダッシュボードへのアクセス手順

1. Chromeブラウザで「chrome ウェブストア」にアクセス

2. デベロッパーダッシュボードへのアクセスデベロッパーダッシュボード

 

3-2. アプリを公開する上で必要な情報

大まかに公開時に必要な内容は以下の項目ですが、入力が必要な項目はもう少しあります。

設定画面では入力内容がわかりやすく整理されているため、実際に記載して試してみてください。

  • 1. 自分自身のアカウントの「プライバシーポリシー」が記載されているサイトのURL
  •  → 内容は サンプル文 や ChatGPT を利用して作成し、無料の「Google Sites」を使ってサイトを公開しました
  • 2. パッケージのタイトル:
  •  → 公開されるため、かっこいいパッケージ名を
  • 3.ショップ アイコン(128×128 ピクセル)
  •  → Store で表示されるアイコン画像
  • 4. スクリーンショット(最低1 枚で、指定できるのは 5 枚まで)
  •  → 1280×800 または 640×400, JPEG または 24 ビット PNG(アルファなし)
  • 5. 権限が必要な理由
  •  → 今回のアプリではローカルストレージをつかっているため、その説明文を簡単に書きました

デベロッパーダッシュボード

3-3. 公開

審査時間は 5分〜数時間ほどと、とても高速にレビューしてくれます。

chrome web store

 

とても簡単に公開できるため、是非お試しください。