はじめまして。
echoes事業部のPMをやっている nozawa です。
6月中旬に5日間だけハノイのオフィスへ行ってきましたので、そのときに実施した内容を共有させていただきます。
出張の目的
我々開発チームは、「One Team One Goal」という目標を掲げているものの、国を跨いだメンバー同士でプロダクト開発をしていることもあり、なかなかその目標が実現できずにいました。
そのため目標には未だ道半ばの状態。
リモートでチームビルディングを実施することに限界を感じ、この問題を解決に向けて大きく前進させるために、ベトナムのメンバーに直接会いに行くことにしました。
やったこと
「One Team One Goal」の実現に近づくためには、日本側から「チームとはこうあるべきだ!」という理想を押し付けるのではなく、お互いが理解し合った状態で、チームビルディングを行う必要があると考えました。
やりたいことは「メンバー全員と密なコミュニケーションを取り、理想のチーム体制への理解を深める」ことであると考え、以下の2つを実施してきました。
- メンバー全員とコミュニケーションを取る
- チームビルディング
1.メンバー全員とコミュニケーション
メンバー1人1人がどのような仕事の価値観を持っているかを知ることは、チームビルディングをする上で重要だと考えました。
そのため、今回は特に「通訳・翻訳者」を間に挟まず、身振り手振りを中心に、各メンバーと5日間のランチと飲み会を2回実施してきました。
最初こそ緊張はしましたが、お互いの言語がわからない状態だと、お相手にどう伝えるのが良いか?を考え、より丁寧な説明を心がけるようになり、言語を理解している人同士よりも努力する姿勢を見ることができました。
飲み会はとても盛り上がり楽しかったですが、帰宅後のホテルでは悲惨な状態に。。
2. チームビルディング
スクラムを導入したチームで生じやすい失敗事例や良いチーム体制の事例、そして最後にどのようにスクラムをチーム内に入れるかなどのディスカッションを行ってきました。
参加メンバーは、日本のリーダー(2人)、ベトナムのリーダー(2人)とBrSE(2人)です。
スクラムチームの失敗事例やスクラムの概念の説明では、質問や意見などが何度かあったのとスムーズな進行ができたのはとても良かったです。
ただ「チームを更に成長させるには?」、「スクラムをチームに導入するには?」といったテーマでは、
「このチームにスクラムは合わない」というベトナムメンバーの気持ちが強く、チームに導入するための議論まで進めることができませんでした。
最初に説明していた「スクラムチームの失敗事例」の一部を我々が再現する形になってしまいました。
ベトナム語をメインとした資料を事前に作るなど、我々の熱意や気持ちは伝わるかな。。。?と思っていたのですが、そんなに甘くはなかったです(苦笑)。
振り返ってみて
スクラムの重要性を理解し導入してもらう、という目的は達成できなかったのですが、「チームをより良くするには?」というテーマでは「リリースの振り返りを行う」という方向に着地できたし、
どこがボトルネックで導入できないのかなどを可視化することができたのは成果だったと考えています。
「メンバー全員とコミュニケーション」に関しては、大成功だったと考えています。
特に日々やり取りが少なかった開発メンバーからも積極的に話しかけてもらえたのに加え、帰国後も積極的にコミュニケーションを取れるようになり、より一層業務がスムーズになりました。
最終日の帰り際に、開発メンバーの Loc が力強くガッツポーズをしてくれ、今回の出張は終わりました。