はじめまして、チャンマツと申します。
普段の業務は、SNSキャンペーン企画や営業から入り、
スクラッチで作るシステムなどの開発、運用などを行なっている、なんでも屋です・・・
アライドでは、CMSを使ったサイト構築なども行なっており、
今回は2018年初頭に正式リリースを予定している、Movable Type 7のアップグレードや移行について触れていきたいと思います。
移行までやろうとした経緯ですが、サーバーのリプレイスやバージョンアップをする案件が結構多く、
普段は「バックアップと復元」機能を利用しているので、MTの仕様上、同じバージョン同士しかこの機能が使えないため、
MT7でもアップグレード後に正常にバックアップと復元が使えるか検証してみようと思いました。
ちなみに、2017年11月14日現在で公開されているMT7 Developer PreviewはALPHA版です。
https://www.sixapart.jp/movabletype/news/2017/10/10-1100.html
まだ公式のドキュメント等は無いため、ほぼ無理矢理アップグレードします。
企業などのビジネス目的で使用している際は参考にしないでください。
また今回は、Vagrant内のCentos7を使用していきます。
まずは、MT6をMT7へアップグレード
MT7へのアップグレードの方法基本的にMT6の時と同様のフローで行いました。
https://www.movabletype.jp/documentation/mt6/upgrade/
mt-config.cgiの内容も同様の物で問題なかったです。
が、、、
MT6が正常に動いてる環境でMT7のファイルを上書き後アップグレードをしようとした所以下のエラーが
「Can’t locate HTML/Entities.pm」
スクショ撮り忘れてしまったので画像は無いのですが、
調査した所どうやら、MT7ではHTML/Entitiesのperlモジュールが必須になっているようです。
「詳説Movable Type7」@MTDDC 2017
使っていた環境はcpanを利用していたのでサクッとインストールしたら問題なくアップグレード出来ました。
1 |
cpan intall HTML::Entities |
MT7の管理画面はかなりスタイリッシュになってますね。
MT6環境から記事データをエクスポート
記事データを丸っとエクスポートする時は冒頭に記述した「バックアップと復元」という機能を使っておりましたが、
MT7では、「Import Sites」「Export Sites」という名前になっておりました。
早速エクスポートしてみようとした所、MT6では存在していた圧縮機能がない状態でした。
こちらは開発中だからでしょうか・・・
とりあえず気にすること無く、とりあえずエクスポート完了。
新規MT7へインポート
それでは、新しいサーバーを想定して新規のMT7へインポートしていきましょう。
エクスポートと同様のメニューにある「システム>ツール>Inmport Sites」で遷移できます。
ダウンロードしたExport.xmlをアップロード。
ドメインやパスを設定して。
この下の画面でインポート中メッチャドキドキするんですが、共感出来る方おりますかね・・・
ってなわけで完了!
無事にMT6からMT7アップロードグレードし、サーバー移行の乗り換えも完了しました。
まとめ
MT7を始めて触ってみましたが、まずは管理画面に慣れることや新しい概念を叩き込む所から始まりそうな印象です。
今回はプラグインやカスタムフィールドがない状態で移行しましたが、本来であれば独自のプラグインや複雑なカスタムフィード群が入ってる思います。
そういった事を考慮すると容易にアップグレードには踏み出せなさそうですね・・・
ただ、今までサードパーティプラグインであったワークフローやコンテンツタイプなどを
ベンダー側でサポートしたり、新しい機能に伴ってData-APIにもアップグレードがあったりなど、
MovableTypeの今後の進化は期待出来ると思っておりますので皆様もご期待されてはいかがでしょうか!?
松本悟です。 好きな食べ物は麻婆豆腐